痩せる構造


 10代や20代前半に「痩せた」としても,その際の方法(痩せメソッド)を20代後半以降に適用できないと思う。質量ベースで痩せたのが「若者痩せ」,カロリーベースで痩せるの「成人痩せ」と言うことができると思う。

 20代,特に前半までは「体重が増えたかな?」と思えば,食べる量を少し気をつけるだけで元に戻せた。つまり,


  現体重(kg)=全体重(kg)+食べた量(kg)−排出量(kg)


という単純な「質量保存の法則」で痩せることができた。この頃は,「体重が気になるから,高カロリーのものを気をつけなきゃ」というセリフをバカにしていた。結果を計測するのは,重さである以上,重さベースで調整しなければ,理屈に合わないと思っていたのだ*1。一見正しいが,年齢が高まるにつけ,この数式で解決できない事態となり,新たな理論が必要となった。


  現体重(kg)=全体重(kg)+(蓄積量(kg)−消費量(kg))×蓄積率(kcal/kg)×投入カロリー(kcal)


この式2のように,消化吸収を前提に体重を考えなくてはならなった。つまり,同じ1kgを食べたとしても,エネルギー消費されない分は,高カロリーであればあるほど,その蓄積率が高く体重増に寄与することになってしまうのだ*2

 機能の日記で引用したように,「習慣」が何より左右するため,ダイエットの当初の段階で「食べる」ことそのものを大きく変化させることは難しい。そのため,カロリー消費を増やし体重増の構造全体に効く因子に対応させることが重要なのだ(少し痩せ始めると,より積極的な動機付けになり,「習慣」の「食べる」ことすら変えるようになるのだが)。

 やはり,「成人痩せ」には,カロリーの概念がどうしても必要になるのだ。


では本日のスペック(OMRON KaradaScan HBF-357)。


【本日のデータ】

体重:58.1 kg
BMI:21.7
基礎代謝:1,431 kcal
体脂肪率:16.1 %
内臓脂肪レベル:6
骨格筋率:33.5 %

*1:つまり,水を飲むことすら控えていた。のどが渇けば汗になりやすい熱いお茶を飲んでいた

*2:いま,水はノンカロリーなので,とにかく摂っている。蓄積されないのだから,いくら飲んでもいいのだ