イチロー・オザワ 北朝鮮問題は「しょせんは中国問題だ」


 id:finalvent先生より先に書く。
 びっくら,こいた。小沢一郎が昨日,ここまで言っていた。短いので全文引用。

 民主党小沢一郎代表は17日、北海道釧路市内で講演し、チベット問題に関して、「中国の政権が抱えている矛盾が民族問題を契機に持ち上がってきた。共産主義独裁の政権と、経済や政治の自由(の両立)は原理からして成り立たない」と指摘。「中国の指導者にも言っているが、本当に中国共産党政権が生き延びようとするなら、時代の変化に応じて自分自身が変化しなければならない」と述べ、中国指導部は体制変革を模索していくべきだとの持論を展開した。

 また、小沢氏は北朝鮮による日本人拉致問題に関し「いくら(日本が)北朝鮮に言っても解決しない。中国は朝鮮半島の現状維持を国策にしており、金正日政権を変えようという気はない」と強調。さらに「米国経済の後退と同時に、中国経済がおかしくなるのではないかといわれている。中国の政治経済的混乱は政治的動乱につながり、朝鮮半島の動乱につながる」との見方を示した。


チベット問題 小沢氏「中国が変化を」 - MSN産経ニュース


 中国にここまで言っている。握られたキンタマを握り返している印象を受けた。「共産主義独裁(!)」と言い切っているのだが,「中国の指導者にも言っているが」の点は,体制変革があるとの読みがあって言っているのではないか。
 しかも,「中国は朝鮮半島の現状維持を国策にしており」と断言。これについては,日経が決め台詞を報じている。

 北朝鮮拉致問題については「北朝鮮の問題はしょせんは中国問題だ」と述べ、中国の対応がカギを握るとの認識を示した。


NIKKEI NET:政治: 小沢氏「中国は変化を」・チベット問題、拉致問題で


「しょせんは中国問題だ」。そうなのだよね。しかし,これ言っちゃったのは,小沢が初めてではないだろうか。
 外電はどう伝えているのだろうか。そして,「米国経済の後退と同時に、中国経済がおかしくなるのではないかといわれている」点も,軽々しく言える話ではないだろう。小沢の「正論」解禁は,どう読めばいいのだろう。