近所の生協


 今日,帰りがけに近所の生協に寄り買物をして帰った。
 地元資本のスーパーが閉店した後,そこが生協の店舗として再スタートして明日で2週間となる。オープンしてすぐの頃は,旧店舗の空気が残り,変わったのやら,そのままなのやら,と思いながら,店を出た。それが,今日,店舗の中は,すっかり生協の雰囲気が占めている。
 なにが,変わったのだろう?生協の自社ブランド商品が目立つようになったからだろうか?たぶん,違う。それより,生協らしい店長の顔写真の出たあいさつ表示やご意見募集ボックス,生協関連ボスターなどの店内のしつらえが落ち着いてきた。そして,何より,新たに雇用されはじめた従業員が板についてきたのが大きい。近くの大学生のバイトらしい従業員がレジに立っている。旧店舗時代は,私の親よりも高齢な方がレジに立っていた。彼女たちは,年金のみの生活に入ってしまったのだろうかとも思う。しかし,若い人たちの仕事の機会ができたことは率直に嬉しい。
 旧店舗からの改装時に店舗の大きなロゴマークの看板が,生協のマークに切り替わる様子を通りがかって眺めた。さびしくもあったが,再生する喜びも感じた。旧店舗は,かつて近所に住んでいた叔母が店内の精肉コーナーで働いていた。その頃の強烈なまでの賑わいは今はない。
 思いだすことは多い。だが,何より,新たな生協の店舗が地域で長く続いていくことを願うばかりだ。