最近,自動車の販売台数が落ちているとのニュースをよく目にするし,
痛いニュース(ノ∀`):自動車メーカー社長 「なぜ車が売れないか正直言って分からない」
と,話題になったりしている。正直なところ,単なる内燃機関を動力とした自動車には,オーナーになったところで明るい未来を感じられないということだろう。だから,エンジンそのものが最小の軽自動車が売れるのだ。
かつては,
自動車が単なる「モノ」ではないということは,ティーンエージャーならばだれでも知っていることである。自動車は単なる輸送機関ではなく,自由,移動,力,そしてロマンスなのである。
と,誰しもがクルマそのものに象徴される明日を実感していたことだろう。今,クルマにここまで記号性を共有してくれる人はわずかになった。とりわけ日本ではそうだろう。クルマに,まだエモーショナルなデザインを施すヨーロッパでは,クルマそのものを信じている人の割合は多いのかもしれないが。まぁ,クルマを生み出した本家の意地みたいなもんなのかもしれないけど。
ハイブリッドなどでお茶を濁していないで,本当は量産できる業界下克上の驚きの新機構へと大転回しないと,加速度的なクルマ社会縮小には歯止めがかかんなくなっちゃうよ。
- 作者: P.F.ドラッカー,上田惇生,佐々木実智男
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1985/05
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (13件) を見る