さぁて,大河ドラマで,たけしが志ん生をやるから,NHKに送った企画書をアップしとくよ。


 間もなく新年である。「西郷どん」はどうだったか。多くの人と同じように,その行動の動機や人気の理由が明かされることなく進んだので,ずいぶんと疑問が湧いてモヤモヤした。おかげで,磯田先生や町田明広先生の本を何冊か読むキッカケになった。
 さて,「いだてん」である。クドカンの脚本で大河なわけで,楽しませてもらおうと思う一方で,

2019年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』で希代の落語家・古今亭志ん生を演じるビートたけしが、25日に放送されるNHKあの日 あのとき あの番組』(総合 毎週日曜13:50〜)にゲスト出演し、志ん生の魅力を語る。


たけし「落語家の天才は志ん生に尽きる」『いだてん』で演じる志ん生語る
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そう,たけしが志ん生役なのだ。これには,発表された時は随分と驚いた。何せ,発表前の昨年2017年8月に,NHK宛にたけしが志ん生の落語を映像化する企画書を送っていたからだ。送り先は,「落語 the Movie」で大河ドラマ班とは全くの別だろうから,ただの偶然に過ぎない。

しかし,こんな偶然がバタフライ効果のように世の中を動かすこともあるのだ。そんな不思議な巡り合わせにワクワクしながら,年を越そうとしている。もちろん,送った企画の実現も願いながら。

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企画書「ビートたけしの志ん生・毒さらい」

 ビートたけしが数ある演芸の中でもとびきりの愛着をあらわす落語。その落語を語るとき,表情を崩し「たまらない」と言わずにい られないのが,古今亭志ん生である。
 志ん生の持つ独特の間や呼吸,愛嬌が人を惹きつける一方で,志ん生の膨大なレパートリーのうち,落語の怖さや緊迫感も魅力的である。
 そんな志ん生の落語の「毒」の部分を,ビートたけしが志ん生の語りに合わせて映像化。NHK の「落語 the Movie」とビートたけし が,志ん生の「毒」をさらい,現代に突きつける。

【作品】
鰍沢
• 名人⻑二
• 塩原多助一代記 • もう半分
• らくだ

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